第1章 ヨットとはなんなのか

書籍『ヨット百科』の目次に沿って、見出し語をいくつか抽出してみます

ヨットとは

ヨットの構造

ヨットはなぜ風上に進むのか?

どうよう【動揺】
船が揺れること。横揺れ(ローリング)、縦揺れ(ピッチング)、左右への振れ(ヨーイング)の3軸による揺れ。左右(スウェイング)、前後(サージング)、上下(ヒービング)の往復運動に分けられる。
フィン・キール【fin keel】
ヨットのバラスト・キールで、ひれのように薄いもの。船体のカーブと繋がったようなディープ・キールに対して、こういう。現在のセーリング・クルーザーは、ほとんどがフィン・キールだ。風で走るヨットが風上に向かって進むことができるのは、フィン・キー...
ふくげんりょくしょうしつかく【復原力消失角】
復原力が消失する時の傾斜角度。これ以上傾くと転覆する。一般的な外洋ヨットでは100°から、大きいもので130°くらい。これが180°、すなわち真っ逆さまになっても起きあがる船をセルフライティングという。逆にマルチハル艇では180度で安定し...
アップウインド【up-wind】
風上にある目的地に向けてクローズホールドでタッキングを繰り返しながら進むこと。そのコース。ビーティング(beating)、ビート(beat)ともいう。日本語なら風上航、真上り(まのぼり)。つめ、とも。
ブイ・エム・ジー【VMG】
Velocity Made Good。クローズホールドで走るヨットの風上方向の速力成分。いくら艇速が速くても、角度が悪ければVMGは悪くなる。また高さを稼いでも速力が遅ければVMGは下がる。角度と艇速を加減し、最もVMGが高い状態で走るこ...
みかけのかぜ【見かけの風】
アパレント・ウインド。無風状態の時でも、船が走ると前から風を受ける。これが見かけの風。風を受けて走るヨットも、自分が走ることによって生じる風と実際に吹いている風を合成したものを艇上で感じている。クローズホールドでは風は強く感じ、ランニング...

モノハルとマルチハル

Web版 ヨット/モーターボート用語集
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