基本はロープ
ロープ【rope】
ひも。ロープ、シート(sheet)、ライン(line)、コード(cord)と、ヨットの上で使うひも類はさまざまに呼び分けられている。英国では綱や縄(cordage)のうち、太いものをロープ、細いものをラインと呼び分けている。米国では太さに...
ハイテクそざい【ハイテク素材】
近代的な材質。単一素材ではなく、複合して用いていることが多い。特にヨットは、あらゆる部品の組み合わせであり、ユーザーが個々を選んで練り上げていく乗り物である。それぞれの材質の特徴を知った上で、自ら選ばなければならないのが難しいところであり...
ボーライン・ノット【bowline knot】
もやい結び。ヨットにおける基本の結索法のひとつ。輪をつくる結び方で、輪の大きさは変わらず、強い力で引いても解けず、解きたい時はすぐ解ける。『ヨット、モーターボート用語辞典』では、ボーリン・ノットが正しいとある。英語の発音は「ボーリン」に近...
フレーク【flake】
1:ロープ類(とりわけハリヤード)が絡まないように、エンドからさばいておくこと。8の字状にすることが多い。 2:セールをフットから蛇腹状に畳むこと。ブームから外したメインセールは折り目が付かないようにフレークせずにロールしておくことも多...
ロープをとりまく脇役達
クリート【cleat】
ロープを留めるための艤装品。用途によって、さまざまな形状、大きさのものがある。
ウインチ【winch】
シートやハリヤードなどを引き込むための艤装品。形が似ていることからコーヒー・グラインダーともいわれる。カサは小さいけれど、けっこう高価。丈夫なようだが、意外と壊れる。船が大きくなるとウインチにもかなりの力がかかるので、壊れて突然空回りする...
パーチェス【purchase】
てこや滑車を利用して増力する装置。滑車(ブロック)とロープを利用したテークル(tackle)など。「パーチェスを増やす」というと、ブロックを増やして、よりパワフルにすること。
マストとリギン
スパー【spar】
マストやブーム、スピネーカー・ポールなどの棒材全般をいう。マスト・メーカー=スパー・メーカー。ただし、棒材といってもボートフックやデッキブラシはスパーとはいわない。
リギン【rigging】
マストをささえる静索(スタンディング・リギン)と、セールやスピネーカー・ポールなどをコントロールする動索(ランニング・リギン)の総称。特にシュラウドなどの静索を指すことが多い。
ディップポール・ジャイビング【dip-pole jibing】
ジャイビングの際に、スピネーカー・ポールのマスト側は固定したままで、先端を振り下ろして反対舷にポールを返す方式。ポールの先端がディップするから、こう呼ばれる。
その他のデッキ艤装
コンパニオンウェイ【companionway】
キャビンからコクピットに通じる出入口、通路。セーリング・クルーザーでは前後にスライドするハッチと、差し板からなることが多い。
ベンチレーター【ventilator】
自然通風の換気装置。波飛沫は船外に排水できるようになっているものが多い。
インストルメンツ【instruments】
計器のこと。航海計器としては、コンパス、艇速、風向・風速計、水深計、GPSなどがあるが、特に最近の電子機器を総じてインストルメンツと呼ぶことが多い。インスツルメント、インスツルメンツ、インストルメント、インストゥルメント等々、カナで開くの...