船体形状からなる復原力。形状復原力。浮力の中心が移動することによって生じる。一方、重心が移動することによって生じるものをグラビティショナル・スタビリティー(gravitational stability)重量復原力という。
スタビリティー【stability】
復原性、復原力。
しょきふくげんりょく【初期復原力】
船が横に傾いた時、直立に戻ろうとする力。初期復原力が大きいからといって、復原力消失角が大きく転覆しにくいとは限らない。むしろ逆になる場合が多い。
ふくげんりょくしょうしつかく【復原力消失角】
復原力が消失する時の傾斜角度。これ以上傾くと転覆する。一般的な外洋ヨットでは100°から、大きいもので130°くらい。これが180°、すなわち真っ逆さまになっても起きあがる船をセルフライティングという。逆にマルチハル艇では180度で安定し...
ふくげんりょくきょくせん【復原力曲線、stability curve, righting moment curve】
横軸にヒール(heel、横傾斜)角度、縦軸には復原力を表す復原モーメント(righting moment)をとって描いたグラフ。GZカーブともいう。