力学

ヨットはなぜ風上に進むのか

1:ヨットとは

アスペクトひ【アスペクト比、aspect ratio】

縦と横の長さの比。気取っていうとこうなる。元は飛行機の翼の細長さを表す。アスペクト比が大きい(細長い)ほど、小さな抵抗で大きな揚力を発生する。ヨットでは、セール、キールやセンターボード、ラダーなど、揚力を発生させたい部分の形状を表すために...
1:ヨットとは

アタック・アングル【attack angle】

翼と流体との成す角度。迎角、迎え角、angle of attack。セールの場合、その基準は前縁と後縁を結んだ見えない線(これをコードという)と見かけの風の成す角度になる。
1:ヨットとは

アップウォッシュ【upwash】

揚力が発生している飛行機の翼では、空気の流れは、翼に当たる前にすでに上向きに曲げられる。これをアップウォッシュという。不思議だが、これこそが翼に揚力が発生していることを意味する。ヨットのセールや舵でも、同様の現象が起きている。当然、それは...
1:ヨットとは

あつりょくちゅうしん【圧力中心】

center of effortから「CE」とも略される。セールのCEといえば、風の流れによって生じる力の作用中心。ほぼ面積の中心と考えて計算することもあるようだが、目に見えるものでもなく、セール・トリムによっても簡単に変化してしまうので...
1:ヨットとは

ウェザー・ヘルム【weather helm】

風上に切り上がろうとする船の性質。通常、クローズホールドでは舵を真っ直ぐに持っていると風上に切り上がるように(ウェザー・ヘルムが出るように)設計されている。ラダー(舵板)からも、より大きな揚力を発生させるためだ。ウェザー・ヘルムが強すぎて...
1:ヨットとは

かみしも【上下】

風上/風下の意。「うえした」「じょうげ」ではなく、かみしも。カミシモと書くこともある。海事用語で右はスターボード、左はポートだが、デッキの上でもキャビンの中でも、ポート/スターボと共に風上/風下で区別することも多い。たとえば、「ポート側の...
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げいかく【迎角】

翼と流体との成す角度。迎え角とも。
1:ヨットとは

シー・イー【CE】

center of effortの略。セールを一杯に引き込んだ際のセール面積の中心をいう。実際にはセールにかかる風圧の中心はセールトリムしだいで変化するわけだが、CEとCLR(水中横面積の中心)の相対位置から幾何学的なヨットのヘルム・バラ...
1:ヨットとは

シー・エル・アール【CLR】

center of lateral resistanceの略で、水中横面積(underwater lateral area)の中心。横流れしながら進む船体に作用する横抵抗(lateral resistance)の中心がCLRというわけでも...
1:ヨットとは

しつりょう【質量】

重さの単位はKg(キログラム)だとばかり思って暮らしてきたが、Kgは質量の単位で、重さ(重量:ある質量のものが地球の重力に引き付けられる力)の単位はニュートン(N)だ。力の単位なので。平成14(2002)年から、日本の中学の理科の授業で扱...
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