第5章 安全
アイ・エー・エル・エー【IALA】
国際航路標識協会(International Association of Lighthouse Authorities)。
アイ・エム・オー【IMO】
国際海事機構(International Maritime Organization)。海上の安全と海の環境保全を担う国連の専門機関。プレジャーボートにも多少は関係がある。
あんぜんびひん【安全備品】
安全に帰するための装備品。主にルールで定められている備品を指すことから、法定備品とも呼ばれる。航行区域によって内容が異なり、関係機関が定めている。この定めが理にかなったものであるか否かで、関係機関の能力、センスが問われる。
イーパーブ【EPIRB】
緊急時位置通報無線標識(Emergency Position Indicating Radio Beacon)。遭難時に救難信号を発信する装置。航空機や近くの船舶が直接受信するタイプのほか、人工衛星を経由し、遭難地点や船固有の識別信号など...
いしょう【衣装、sailing wear】
服装の装備のこと。何種類ものユニフォームのあるレーシング・チームでは、統一を取るために「明日の衣装はどうする?」と話し合う。あるいはどの程度の厚着をするか、カッパは持っていくべきかなど、やたらと着替えを持ち込めない純レーサーにとって、その...
ウエットスーツ【wet suit】
多孔質のネオプレンの厚い肌着。肌との間に入った海水を温め、保温する。セーリング・ディンギーやボードセーリングでよく使われる。ただし着心地のいいものではない。
うねり
波(wave)は風によって起きる。対して、はるか彼方で吹いた強風によって起こされた波が伝わってきたものをうねり(swell)として区別している。
エス・オー・エス【SOS】
無線電信(モールス符号)における遭難信号。音声による無線では「メーデー!」(遭難信号)、または「パンパンパン!」(緊急信号)。
えんかいくいき【沿海区域】
日本の船舶安全法、および船舶安全法施行規則による海域のひとつ。海岸から20海里以内の海域。
えんがんくいき【沿岸区域】
平成16(2004)年11月から小型船舶安全規則の改正にともなって設けられた、小型船舶の新しい航行区域。海岸から5海里以内の水域。日本(本州、北海道、四国、九州)をぐるりと一周することもできる。