荒天対策

5:安全

うねり

波(wave)は風によって起きる。対して、はるか彼方で吹いた強風によって起こされた波が伝わってきたものをうねり(swell)として区別している。
5:安全

おいなみ【追い波】

船尾方向から追ってくる波。波を前から受けるのもなかなか厳しいが、大きな追い波というのも危険である。かといって横からの波ならオッケーかというと、それが一番タチが悪かったりする。
5:安全

かこうはんえん【可航半円】

台風などの熱帯低気圧の進行方向に向かって、北半球では右側、南半球では左側が特に波風が強くなり、危険半円と呼ぶ。その反対円が可航半円。ただし、可航とはいえ危険半円に比べればマシという程度で、安全なわけではない。できれば居たくない場所である。...
5:安全

ガスト【gust】

突風。風の強い部分。ブロー。転じて、風の強弱の激しいさまをガスティー(gusty)という。日本ではパフ、ブローと呼ぶことが多いが、英語圏のセーラーはガストと呼ぶことが多い。筆者はニュージーランド人に「パフじゃねーよ、ガストだよ」と言われた...
5:安全

かぜなみ【風波】

「かざなみ」、「ふうは」とも読む。風浪も同じ。その場の風が起こした波のことで、うねりと区別するためにこう呼んでいる。
5:安全

ゲール【gale】

強風、嵐の英語表現。
5:安全

サーフィング【surfing】

波の前面の斜面を駆け下ること。波と同じ速度で走れば、波に追いこされずに斜面を駆け下り続けることができる。しかし、舵が利きにくくなり、ブローチングに至る危険も。また、サーフィングをきっかけとしてプレーニングを始めることもある。いずれにしても...
5:安全

さんかくなみ【三角波】

三角形に切り立った険しい波。強い潮や防波堤に跳ね返った波がぶつかるような状況でおきる。チョッピーな波ともいうが、これは比較的小さな三角波で、外洋では大きな三角波も立ち、極めてたちが悪い。
5:安全

シー・アンカー【sea anchor】

長いロープの先に付けて水中に流し、海水を抱え込んで錨の代わりをさせるパラシュートのような船用品。荒天対処の手段として用いられることが多いが、それぞれの船の性質によって使い方、効果が異なる。
5:安全

しおっけ【潮っけ】

船乗りらしいさま。荒波によって鍛え上げられた、たくましい精神と適応技術。広辞苑には「海上や海辺の、塩分を含んだしめり気」とあるが、それは違う。
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