マストとリギン
アイ・ポイント【I point】
フォアステイのマストとの接合部。つまりIの上端。Iは数字の1にも見えるが、1(ワン)ポイントといえば、リーフポイントの1番目。対してこちらはアルファベットのIだ。
アイ・ジェー・ピー・イー【IJPE】
セールを展開する際の、基準となる2点間の長さ。
アウトホール【outhaul】
メインセールのクリューを後ろへ引くコントロール・ライン。haulは「引っ張る」の意で、穴(hole)ではない。outhaulで「外に引っ張る」の意味なので、セールのクリュー側にあるアウトホールは、正確にはクリュー・アウトホールという。
あっちゃくスリーブ【圧着スリーブ】
ワイヤの端に輪(アイ)を作る時に使う金属製の細いパイプ(スリーブ)。これを工具で締め付ければ作業は完了。専用工具のメーカーから、ニコプレス(Nicopress)と呼ばれることが多い。同様に、電線の端子を圧着するのは圧着端子という。
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アッパー・シュラウド【upper shroud】
マストを横方向から支えるワイヤをシュラウドといい、一番上から取るのがアッパー・シュラウド。キャップ・シュラウド、あるいは単にアッパーともいわれる。ロワー・シュラウドが斜め(diagonal)であるのに対して、垂直(vertical)になっ...
アップホール【uphaul】
haulは、「引っぱる」の意。上方へ引っ張るためのもの(主にロープ)をアップホールという。
アフター・ガイ【after guy】
単にガイといえば、ポールのエンドに取り付けてポールを固定するラインのこと。そのうち、アフターガイはスピネーカー・ポールを後方に引いて固定させるもの。オーストラリア人はブレイス(brace)といい、訛るとブライスになる。一方、スピネーカー・...
イグジット【exit】
出口。ヨットでは、マスト上部のハリヤードの出口を指す。なかなか目が行き届かないが、チェックを怠らないようにしよう。特にワイヤ製のハリヤードは、シーブ(滑車)にガタがあるとその隙間にハリヤードが落ち込み、上げ下げできなくなる。強風時にこうな...
インシュレーター【insulator】
パーマネント・バックステイなどを無線のアンテナに使うときに使用する、絶縁のための碍子(がいし)部品。当然ながら、ステイのワイヤを上回る強度が必要。絶縁碍子(ぜつえんがいし)ともいう。
インナー・フォアステイ【inner forestay】
フォアステイの下(1/4~1/3くらい)に設けたステイ。クルージング艇では、ここにセールを展開することもある。レース艇ではマスト・ベンドの調節に使う。これを持たないセールボートも多い。