係留

ボートを陸上に置くときに使用する台。船はそのままでは座りが悪いので、船に合わせた形のものが必要になる。クレードルともいう。車輪がついていて、船台ごと移動可能なものがほとんど。

アンカーが利かず、船が流されること。

船首から角度をもたせて2つのアンカーを投入し、振れ回りを抑える錨泊方法。風上と風下に2つのアンカーを打って錨泊する方法も含む。アンカーひとつで振れ回す単錨泊（たんびょうはく）、または風上側にほとんど角度をもたせず2つのアンカーを打つ二錨泊...

米国ダンフォース社製のアンカー。軽量ながら泥や砂では利きがよいとされる。「ダンフォース・タイプ」と称し、形だけが似ている類似品も多いが、中には性能が大きく劣るものもあるので購入の際には注意を要する。

アンカーに接続して用いる鉄やステンレスの鎖。アンカー・チェーン。アンカー・ロープに比べて重いのが難点だが、その重さが錨利きを良くする利点でもある。

アンカー・チェーンの収納場所。長いアンカー・チェーンを有する艇では、ウインドラス（揚錨機）から、そのままチェーン・ロッカーにリードされる。

デッキ上に取り付けられた、係留索などの擦れ止め用金物。船首にあるのをバウ・チョックと呼んでいるが、なぜか船尾にあるものをスターン・チョックとは呼ばない。また、チョックをフェアリーダー（fairleader）ともいうし、このあたりの呼び方は...

海底の土質。泥（M）、砂（S）、岩（R）、貝（Sh）など、アンカーの利き具合に影響してくるので海図にも記載されている。

極微速。エンジン回転数を上げず、クラッチをつないだ程度の状態。極微速前進は「デッド・スロー・アヘッド」だが、この項の筆者は「デッスラヘ」という大型船船長を知っている。極微速後進は「デッド・スロー・アスターン」になる。

港口に船首を向けた状態で船を係留すること。