風の強さを表す段階としてはビューフォート風力階級が有名だが、実際に船の上で会話されている風の強さは以下のような感じになる。
無風:まったく風がない状態。
微風:少し風がある状態。まだヨットを走らせるにはイライラする。
軽風:ストレスなく船が走る。ただしクルーは風上に行ったり風下に行ったり、体重移動で忙しい。
中風:クルー全員が風上のレールに座ってヒールを起こし、ほんのたまに飛沫がかかるくらいの風。ちなみに「順風満帆」の順風という言葉は、風の強弱ではなく、一般的に追い風の状態(ヨット用語では「フリー」の状態)を指す。
強風:波がザブザブかかる状態。コンパニオンウェイのスライドハッチは閉める。ダウンウインドはかなり楽しい。
ド強風:波をかぶるかどうかなんてどうでもよくなる状況。ダウンウインドでも顔が引きつる。船が壊れないように常に頭を働かせる状態。