クルージングのための艤装
キャビン【cabin】
船室。バウ・キャビン(フォクスル)、アフト・キャビン。中央はメイン・キャビンというよりメイン・サロンということが多い。また、デッキの下という意味で、ダウンビロー(down below)と呼ぶことも多くなってきている。...
アンカー【anchor】
錨(いかり)。ロープやチェーンの先に付けて海底に降ろし、その重量や爪で海底に食いつかせることによって船をその場に留めておくための道具。さまざまな形状のものがあるが、ヨットではなるべく軽い方が便利なので、重さよりも爪で食いつかせるタイプが多...
ディーゼル・エンジン【diesel engine】
シリンダー内の空気を高圧縮し、そこへ燃料を噴射して自然発火させることで回転運動を生じさせる機関。構造が単純で壊れにくく、高回転には向かないがトルクがある。ガソリンよりも引火点が高い(引火しにくい)軽油を燃料とするので安全でもあり、ヨットの...
船を舫う
けいせんさく【係船索】
船を係留するための索具。ムアリング・ロープ(mooring rope)、ドック・ライン(dock line)、舫(もや)いロープ、舫(もや)い索ともいう。ショックを和らげるため、弾力のある材質がよい。
フェンダー【fender】
防舷材。桟橋側に付いているもの、船の船側に付いているもの、あるいは取り外し式のもの、空気を入れるもの、硬質ゴム製のものなど、種類は多岐に渡る。
アンカレッジ【anchorage】
錨地、錨泊地。アンカリングするための場所。波風を防ぎ、適度な水深で、錨かきのよい低質、なおかつ静かで景色が良く、魚影も濃い……というのが理想。
ナビゲーション
かいず【海図】
航海用の図。チャート(chart)。海上保安庁海洋情報部(旧・水路部)から発行されている。航海に必要なさまざまな情報が記載されており、電子海図が普及しつつある現在でも、非常に有用な資料である。
いちのせん【位置の線】
なんらかの根拠に基づいて、自艇がその上にいると確信できる線。点ではなく線なのだが、位置の線が2本あれば、その交点に自艇が位置することになる。海図上に記された物標のコンパス方位、2つの物標の見通し線(トランジット)、あるいは天体の高度を求め...
ラム・ライン【rhumb line】
メルカトル図法による海図上で、2点間を直線で結んだ線。航程線。東西方向に長い距離になると最短コースではないが、沿岸部にあっては最短コースといえる。