構造

scrape（こすってなめらかにする）のためのヘラ。金属製、プラスチック製などで形状もいろいろある。

セールの上端が四角く張り出したメインセール。スクウェア、スクエア・ヘッドとも。グライダーの主翼は三角形ではない。ヨットのセールもグライダーの主翼のようにセール上端の幅（コード）を広げることでセールの面積分布、マストップでの整流効果など流体...

舵（ラダー）の前縁につく翼状のフィン。方向安定性と、舵軸を支える役目も負っている。スケグのない舵もある。

船尾、艫（とも）。船尾から打つ、あるいは船尾に備えたアンカーはスターン・アンカー。船尾が沈んでいれば、スターン・トリム。船尾の手すり（パルピット）はスターン・パルピット。

コクピットの中に立った、舵輪を支えるための太い柱。一般に船体中心線上にあり、頭にステアリング・コンパスを載せることが多い。昨今は30フィート前後のクルージング艇でも、左右一対のステアリング・ペデスタルを持つものが増えている。

舵輪（だりん）。舵取り用の円形のハンドル。クラシックな木製の舵輪から、丈夫なステンレス、軽量なカーボンなど、素材はさまざま。ラットと呼ぶこともあるが、ラットはオランダ語のラト（rad、舵輪）から来た日本語。また、ホイール・ステアリングは、...

ヨットでは、復原力が大きい、腰の強い船のことを指す。反対はティッピー（tippy）。また、船体のたわみが少なく硬いこともスティフ（stiff）と表現することがある。

補強材。

合板を型紙通りに切り出し、銅線でつなぎ合わせて形を作り、つなぎ目をFRPで積層して硬化させ、最後に余分な銅線を切断する木造船の工作方法。自作に適した工法。

キールから続いた船首部。キール同様、本来はここに構造部材があったが、今のFRP艇では単なる合わせ目になっている。とはいえ、船体中では最も丈夫な部分である。他艇の船腹にステムから突き刺さるようにして衝突した状態をTボーンというが、この場合も...