個人装備
いしょう【衣装、sailing wear】
服装の装備のこと。何種類ものユニフォームのあるレーシング・チームでは、統一を取るために「明日の衣装はどうする?」と話し合う。あるいはどの程度の厚着をするか、カッパは持っていくべきかなど、やたらと着替えを持ち込めない純レーサーにとって、その...
ウエットスーツ【wet suit】
多孔質のネオプレンの厚い肌着。肌との間に入った海水を温め、保温する。セーリング・ディンギーやボードセーリングでよく使われる。ただし着心地のいいものではない。
オイルスキン【oilskin(s)】
カッパ(合羽)のしゃれた呼び名。大昔、オイル引きの布地が使われたことに由来するが、もちろん今ではそんなベトベトしたものは使わない。名称だけはいまだに一般的に使われる。
カッパ【合羽】
雨合羽のカッパ。ヨット用のものは生地自体の防水性や透湿性に加え、襟元やフード、袖口なども工夫されており、陸上で降雨時に用いられるレインウエアとは次元の違う装備(gear)になっている。ファール・ウェザー・ギア、ヘビー・ウェザー・ギア(he...
ギア【gear】
1:道具、用具、装備一式。デッキに備えてつけてあるものは「デッキ・ギア」。 2:衣服。ユニフォームやカッパは「クルー・ギア」。 3:歯車。ウインチの中の歯車も「ギア」。
サウウェスター【sou’wester】
古風な洋式の荒天用帽子。額の上のひさしは短く視界を良くし、首の後ろは広い縁を設けて肩から襟にかけて雨が入りにくくした形状を持つ。フードより機能的な面もあり、最近また見直されつつある。サーウエスタ-とも。
サロペット【Salopette】
袖のない上下ツナギのセーリングウエア。防水シェルで膝や尻に補強が入ったアウター用や、薄手でミッドレイヤーとして使う保温目的のものなどもサロペットと呼ぶことがある。
吊りズボンの一種なのだろうが、ファッション界では背中に布があるものは...
セーフティー・ハーネス【safety harness】
落水防止用の命綱を体に装着するためのベルト。ライフジャケットと一体となった製品もある。命綱自体はテザーという。
ダブル・アクション【double action】
シングル・アクションに対し、もう一手間必要になること。ダブル・アクションのスナップ・フックというと、いったんセーフティーレバーを倒してからでないとフックが開かないようになっている。不意に外れないというメリットがあり、セーフティー・ハーネス...
テザー【tether】
セーフティー・ハーネスと船体をつなぐ命綱。ライフラインと混同されがちだが、ライフラインというと、船の側についている手すりのワイヤ・ロープを指す。テザーの両端にはスナップ・フックが付き、船体側はダブル・アクション、ハーネス側は船体が水没した...