ウイング・キール【wing keel】

キール下面にウイングを付けた特殊なキール。吃水を深くせずに重心を下げる効果があるほか、風上航においてキールの揚力を増すといわれている。1983年のアメリカズ・カップにおいて、カップを勝ち取った〈オーストラリアII〉が装備していたことで大きな話題になった。現在はルールの関係でウイング・キールを持つレース艇はほとんどないが、クルージング艇で採用しているものもある。その後のアメリカズ・カップ・クラスはバルブ・キールに翼を付けているが、これはウイング・キールといわない。

タイトルとURLをコピーしました