袖のない上下ツナギのセーリングウエア。防水シェルで膝や尻に補強が入ったアウター用や、薄手でミッドレイヤーとして使う保温目的のものなどもサロペットと呼ぶことがある。
吊りズボンの一種なのだろうが、ファッション界では背中に布があるものはオーバーオールで、サロペットは背中に布がなく長いストラップは背中でクロスされているもの、とのこと。
となると、ヨット界ではまったく逆。上半身がベスト状になっていてストラップのないものをサロペットと呼ぶことが多い。これは、ファッション界ではジャンプスーツに属するもよう。
いずれにしても、セーリングウエアとしてのサロペットは1つのジャンルを構築している。
カッパ【合羽】
雨合羽のカッパ。ヨット用のものは生地自体の防水性や透湿性に加え、襟元やフード、袖口なども工夫されており、陸上で降雨時に用いられるレインウエアとは次元の違う装備(gear)になっている。ファール・ウェザー・ギア、ヘビー・ウェザー・ギア(he...
トラウザース【trousers】
英語でズボンのことだが、主に男物でスーツのズボンを指すもよう。pantsは米語で、slacksは上着と対になっていないものをいうのだそうな。で、なんでこの用語集にこれが出てくるかといえば、カッパ(ファール・ウェザー・ギア)のズボンをトラウ...
オイルスキン【oilskin(s)】
カッパ(合羽)のしゃれた呼び名。大昔、オイル引きの布地が使われたことに由来するが、もちろん今ではそんなベトベトしたものは使わない。名称だけはいまだに一般的に使われる。
ファール・ウェザー・ギア【foul weather gear】
ファール・ウェザー(foul weather)は、「荒れた」とか「暴風雨」の意味で、ファール・ウェザー・ギアは荒天用の衣類、つまり合羽(カッパ)のこと。