らっかさんつきしんごう【落下傘付信号】

遭難時に用いる火工品の一つ。パラシュート・フレア。打ち上げた炎が落下傘でゆらゆら降りてくることで、火せんより視認性が高くなる。
上昇高度300m以上、光度30,000カンデラ。燃焼時間40秒。落下速度は平均5m/s以下。と、小型船舶用火せん(上昇高度100m、光度8,000カンデラ)はもちろん、火せん(上昇高度250m、光度15,000カンデラ)よりもずっと強力。と考えると、火せんはなんのためにあるのか良く分からなくなる。
SOLAS LSA Code Chapter III, 3.1の国際規格品で、英語ではRed parachute flare。

船検OSR、共に搭載備品としての記載はないが、OSRで求められるISO 9650 ライフラフトには2本のRed parachute flaresが搭載されている。
一方、船検用の小型船舶用膨張式救命筏には、小型船舶用火せんx2、信号紅炎x2、発煙浮信号x1となっており、なんとしても小型船舶には落下傘付き信号はおろか火せんも搭載しなくてよし、となっている。

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