デッキから盛り上がっているキャビンの天井部分。ただし、「それは日本での誤用である」と『ヨット、モーターボート用語集』は指摘している。正しくは、コーチルーフ、あるいはキャビントップ。ドッグハウスはキャビントップの後端が一段高くなっている部分をいう……らしい。しかし最近のセーリング・クルーザーではこの部分は出っ張っていないものが多く、米国の複数のヨット関係者に確認してみても「ドッグハウスでもいいんじゃないの?」ということだった。したがって、「デッキから盛り上がっているキャビンの天井部分がドッグハウス」というのは万国共通の慣用句になっているといえる。