セール

　1：物標（マーク）、島などを回り込むこと。　2：船を、ある港まで移動させること。

「タックを返す」でタッキングすること。これを単に「返す」と表現する。ジャイビングでも同様に使う。

風の吹いてくる方向。単に上（かみ）ともいう。風上側は上側（かみがわ）だ。風上にいる艇は「風上艇」、「上艇（かみてい）」ともいう。風上にあるマークは「風上マーク」、「上マーク（かみまーく）となる。

風上へ向かって走ること。

風上の反対が風下。単に下（しも）ともいう。風下にいる艇は「風下艇」、「下艇（しもてい）」ともいう。風下にあるマークは「風下マーク」、同じく「下マーク（しもまーく）」となる。

風下へ向かって走ること。

船の舵を操作すること、あるいは操作する人。古い言い回しのようだが現在でも結構使われている。

セールの裁断形式。生地の伸びに対抗し、その形状を保つべく、クロス・カット、ラジアル・カットなど裁断形式が工夫されている。

メインセールのラフを、下方向に引くコントロール・ライン用の穴。ニューヨークのブリッグス・カニンガムという人が考え出したところから、こう呼ばれる。 「カニンガムを引く」といえば、ここにリードされたコントロール・ライン（ダウンホール）を...

追い風での帆走中、メインセールの逆側にジブを開いてセーリングすること。左右の扉を中央から両側に開くさまを観音開きといい、仏壇などに用いられるさまからこういう。単に「観音」とも。