主に前後方向のマストの曲がり。横方向はサイド・ベンドとして区別する。マスト・ベンドを多くすることで、主にメインセールの深さ(ドラフト)を調節する。ベンド量が大きいほどセールは浅くなる。
ベンド【bend】
1:曲げる、曲がる、しなること。マストの曲がり具合をいう場合によく使われる。 2:ロープの結び方のひとつ。主にロープ同士を結びつける方法。
シュラウド【shroud】
スタンディング・リギンのうち、マストを横から支えるもの。日本では和製英語のサイドステイといわれることが多い。
ベンド量の調節は主にバックステイで行うが、バックステイを引くとフォアステイのテンションも同時に大きくなる。フォアステイテンションが大きくなるとジブのドラフトは浅くなる。マストのベンドとフォアステイテンションをそれぞれ調節するために、リグには様々な工夫が凝らされている。