ウール【wool】

毛糸。スピネーカーを適度な太さの毛糸で縛っておけば、ホイスト途中で風をはらまないので楽に揚げられる。スピンシートを引いて風を入れれば、下から順次毛糸が切れてスピンが開くというわけ。もちろん縛る時はかなり面倒くさい。この作業をウールという。「今のうちにウールしとこうか」などと使う。別にヤーン(紡ぎ糸)ともいう。
切れた毛糸のほとんどは海に落ちてしまうので、環境保護の観点から禁止になった。代わりにベルクロテープなどが使われているが、それでもベルクロでとめる操作を「ヤーンする」と呼ぶシキタリはけっこう残っている。

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