シリンダー内の空気を高圧縮し、そこへ燃料を噴射して自然発火させることで回転運動を生じさせる機関。構造が単純で壊れにくく、高回転には向かないがトルクがある。ガソリンよりも引火点が高い(引火しにくい)軽油を燃料とするので安全でもあり、ヨットのエンジンにはうってつけ。モーターボートも大型になるほどディーゼル機関が多く使われる。
ほき【補機】
補助機関の略。モーターボートではメインの推進機関(主機)をバックアップする推進機関を指すこともあるし、推進とは関係のないエンジンによる発電機などを指すこともある。ヨットの場合は微妙で、セールが本来の推進方法であるとして、推進用のエンジンも...
インボード・エンジン【inboard engine】
船内に据え付けられた機関。船外に取り付ける船外機に対して、船内機ともいわれる。セーリング・クルーザーではディーゼル・エンジンが主。
せんがいき【船外機】
エンジンとドライブ(プロペラ)が一体化しており、船尾に付けて使う推進装置。燃料タンクは別付けのものと、一体型のものがある。ヨットでも小型艇には使われる。船内に備えたインボード・エンジンに対して、アウトボード・エンジンともいう。燃料は、一般...
セール・ドライブ【sail drive】
セーリング・クルーザーのプロペラ駆動の方式。エンジン本体から真下に伸びたドライブの先にプロペラが付く。シャフト・ドライブに比べて水中の抵抗が少なく、ドライブ部分が翼状になっているので僅かながら揚力も得られる。スターン・チューブがないので漏...